2022-07-13

朝5時台と10時台に犬が布団の真横でギャンギャン鳴き叫ぶ。深い眠りの底からいきなり起き上がってごはんやトイレの手伝いをすることがどうしてもできず、ほとんど無意識状態で布団を頭までかぶってやりすごそうとしてしまう。親がごはんをあげたりオムツを替えたりして鳴きやんだらしいがよく覚えていない。午前中は布団から出られず、朝ごはんを食いはぐれる。

食欲が落ち、体力も落ちた自覚がある。運動してお腹を空かせることが必要だと思い、1時間ほど外を歩く。歩きながら友人と通話する。「逆」を含むテーゼが好きだという話をした。「長く付き合おうと思わない方が長く付き合える」「好きじゃないところがある方が好き」、云々。一つひとつ論理的に紐解こうとするとどこかで破綻しそうだが、むしろ矛盾を孕むからこそ心の様相を正確に言い表すことができる。禅問答のようであり、詩のようでもあると思った。そうか、詩は抽象的で感覚的に捉えるものと思いこんでいたがそうではなく、客観的論理から解放されたほんとうの現実の姿をかなり正確に具体的に表した言葉なのかもしれない。

散歩から帰って昼寝した。

無印のキャンパスノートに書き留めたいくつかの雑記を読み返す。2年前の7月には「今すぐ大学を辞めて自殺するのが良いと思う」と書いている。最後の記録は今年の2月で、ストレスで眠れないが少しくらい眠れなくても大丈夫だと自分に言い聞せる内容が続き、「今、おもしろい。死ななくてよかった」という一文で終わっている。笑ってしまった。