2022-06-27

昨日の日記の続き。

会場外で買った生ビールをぐっと飲み干し、友人と解散して一人で会場内へ。

中に入ると違った角度から立川ステージガーデンの構造のおもしろさが見えた。屋内なのに外の景色や光、風、街のざわめきが直接入ってきて不思議。野外フェスでもあり屋内ライブでもあるような。日中は会場内の灯りを消しても自然光が客席を照らして、独特の緊張感(の無さ)を編み出していた。

cero、Bruno Pernadas、坂本慎太郎、Sam Gendel&Sam Wilksを見た。このラインナップを「チルい」と評する人もいる(たぶんceroのSummer Soulのイメージが強い?)が、ライブの空気は全く違って、4組とも熱狂した!イヤホンで一聴したときにはなんだか難解だと距離を取ってしまっていた曲が、ライブパフォーマンスで急にこちら側に踏み入ってくる感覚。ceroが教えてくれた感覚だ。

ただ、ゆったり聴き流すのではなく熱く盛り上がって踊り狂うのが本来の音楽のあり方なのだ、という主張はしたくない。お喋りしながら頭の隅っこで音を捉えているような聴き方もまた一つの正解で、今回熱狂の空気を醸成したのはアーティストの力に留まらず、FRUEの音響や演出の妙でもあるということなのだろう。

早朝から活動して疲れていたのか、正直なところ1組目のceroの途中から最後までずっと眠かった。休憩時間には座席で、会場外の芝生で、道端のベンチでそれぞれ少しずつ昼寝。そうしないと倒れそうだった。眠気と闘いつつ夢と現実の両側からライブを見ていると、音楽が簡単に無意識を侵してくる。気持ちよく寝転びながら見るのともまた違う特別な感じ。それはそれで良い体験だったと胸を張って言えるが、今度からはもっと余裕のあるスケジュールにしようと思った。

21時半に終演、電車に乗って横浜に住む別の友人の家に向かう。立川から電車で1時間半かかるが、毎週電車で1時間半かけてバイトに通う生活を続けているおかげで全然遠いと感じなかった。23時前に駅に着いて電車を降りる。改札を出る直前に、目的の駅より一駅前で降りてしまったことに気づく。私のこういうところは一生治らないんだろうなと思う。次の電車に乗ってどうにかなった。目的の駅に着くと友人が改札まで迎えに来てくれていて、10分ほど歩いて社員寮に着く。この春から会社員になった友人。明日も朝から出社だそう。話したいことがたくさんあるが、盛り上がって夜ふかししてしまわないように気持ちを抑えて喋る。0時半に布団に入り、小一時間経って寝つく。

7時前に自然と目が覚める。7時45分に友人を起こす。8時15分に友人と一緒に家を出て、友人の出勤を見送ったあと一人で駅まで歩く。改札で、いつもの癖でPiTaPaをタッチすると弾かれる。ここは横浜だった。気を取り直して帰りの新幹線(ぷらっとこだま)の新横浜-新大阪のチケットを改札に通すとまた弾かれる。駅員に尋ねると、ぷらっとこだまJR東海のサービスだから通常の新幹線のチケットのように市内の乗車券として使うことはできないと知る。へー。新横浜までの切符を普通に買い、10時すぎに新横浜発のこだまに乗る。

新幹線の中で昨日のぶんの日記を少し書いては気絶したように寝る、を繰り返した。お昼は新横浜のキヨスクで買った三代目たいめいけんのメンチカツを食べた。14時前に新大阪に着く。

帰ったらすぐ昼寝しよう。