2022-06-19

日付が変わって、もう一昨日の話。学生の後輩と飲んだ帰り道、みんなで酔っ払って各駅停車二駅分を歩きながら「一人ずつ長所を言い合う」遊びをした。複数人から一斉に褒め言葉を浴びて気持ちよくなっている後輩を見るのが嬉しかったし、自分の番が回ってくるのもとても楽しかった。馬鹿にされたり人の目を気にしたりという不安が一切無い、純粋な時間。

近頃、性格が良いとか優しいとか言ってもらえる機会が増えた。おかげで自分でも「良い人」であることがアイデンティティのようになりつつあるが、しかしそれは自分の言動が周りからは「良い人」のように見えていることを自覚するようになったという話で、「良い人」でありたいという行動原理があるのではない。ただ、道に迷っている人を案内するとか友達の困り事を一緒になって悩んでみるとかそういう「良い人」っぽく見える行動、つまり人助けのことだが、人を助けることが本当に楽しいからそうしているに過ぎない。楽しいからみんなもっと人助けをすればいいのにと毎日思う。目の前の困ってる人を軽率に愛するということがどれだけ楽しいか知らないのは本当に勿体ない。

久しぶりに文章を書いたら書きたいことが山ほど浮かんでくるが、書き始めてからここまでで1時間経ってもう寝た方がいい時間なので今日はこのくらいで終わりにしてみる。衝動に身を任せて消耗するよりも外因的な制限をかけて継続する鍛錬を積みたい。